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2013年11月25日 (月)

人類資金

関わっているテレビ局がテレビ東京だからか、TVCMでほとんど予告編を見なかったし、上映している映画館も少ないので(松竹系だから???)ポスター等を目にする機会も少ないんだけど、この間、「人類資金」という映画を観てきました。

これがなかなかおもしろく、考えさせられる内容だったのですcatface

世界の格差や貧困問題に関心がある人、行き過ぎたマネー経済や暴走する資本主義に疑念を抱いている人だったらおもしろいと思えるんじゃないかな。

で、ちょっと前から原作本を読んでいるんだけど、内容が良いだけに、その売り方がとても残念gawk

映画が公開されることを知る前に、まずは第1巻をデジタル書籍で買いました。お値段300円ほど。多少ページ数は少ないけれど、冒頭部分を割安で販売し、後半を妥当な価格で販売して元を取るというビジネスは悪くない。ここにはなんら文句はありません。

しかし...

この原作、1冊あたりのページ数が少ない状態で、4巻まで出ています。本屋さんに行くと文庫本コーナーに平積みになっていますが、他の本と比べて、1冊1冊が顕著に薄い。なのに価格は1冊500円前後。いやあ、この薄さで500円はなしでしょう。2冊分を1冊にまとめて800円にできなかったのでしょうか。読み始めたら続きを読むだろうから1冊を薄くして何冊も買わせて元を取ったれ、という思惑なのかしら? だとしたら、微妙にヤな感じcoldsweats01

さらに残念に思えたのは、紙の本も電子書籍もほぼ同じ価格だったこと...shock

電子版は印刷や紙という製造コスト、本屋さんに配本する流通コストがかからないのに何故? そして実際、一部のデジタル書籍は、デジタル版が割引になっているというのに何故???

製造や流通コストの分を割引して、広く多くの人に読んでもらいたい、という作り手の意思はないのでしょうか? もしかして、電子版も同じ価格にして儲けたれ、と出版社側が思っているのだとしたら、ちょっとがっかり。リアルの本が驚くほど廉価だったらその戦略にも納得しますが、厚みの割に値段は割高だし、そもそも何冊にも分けて薄い本を出す理由がわからない。

原作がおもしろく(そして個人的に好きな作家の一人であるだけに)、こういう売り方をしているところがとても残念gawk

ちなみに洋書だと、往年の名作が電子化されて割引価格になって簡単に入手できるようになっているし、新刊本も紙の本の半額近くになっていて買いやすくなっています。これって、読者の裾野を広げるという点で、よいアプローチだと思うんだけどなー。デジタル書籍なら国境を越えて購入してくれる人もいるしね。世界の一部でこういう動きになっているだけに、今回の書籍の売り方にはちょっと残念な気持ちになりましたー。

あ、でも、映画はおもしろかったよんhappy01

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