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2015年3月13日 (金)

30キロの壁

フルマラソンでは、俗に「30キロの壁」とか「35キロの壁」と呼ばれる辛さのピークがあります。

どんなペースで走っていたとしても、30キロ前後に到達する頃に身体的な辛さが顕著になるのですが、これにはちゃんとした理由があります。いわく、体内のグリコーゲンが減ってくるとか、ミネラルバランスが崩れてくるとか、筋繊維が傷んでくるとか。

あらかじめトレーニングを積んだり、補給食を工夫したりすることで、ひどい状態(怪我とか脱水とか著しい低血糖とか)は回避できるのですが、しんどいことに変わりはありません。そりゃそうだよね、3時間以上動きっぱなしだもんcatface

そして、身体面での辛さが目立つので忘れられがちなんだけど、精神面でも辛くなってきます。体の辛さに引きずられて、やる気が失せてきてしまう。。。気合いと根性でどうにかすることも不可能ではないんだけど、その気合いと根性すら絞りだせないshock

そこで、何かモチベーションを高める工夫が必要になってきます。

人によって異なるのだけれど、例えば沿道の応援だったり、何かのランドマークだったり、目安のタイムだったり。

ワタクシの場合は、恥ずかしながら、飲食!

一昨年フランスでフルマラソンを走った時は、給水所がワイナリーだったので、ワイナリー訪問とワインの試飲をモチベーションにして進みました。そして最後のワイナリーを過ぎると、今度は1キロごとにフルコース仕立てでお食事が振る舞われるという、フランスならではのお・も・て・な・し。生ガキと白ワインだったり、ステーキ(細切れ肉だけど)だったり、チョコやアイスが出てきます。当然、その給食を心の支えに進みましたよ。あいにくワタクシが辿り着いた頃には時間切れで一部が既に撤収されていましたが...gawk しかし、飲食のモチベーションはワタクシにはとてもよく機能したようで、なんとか完走できました。

で、今回の東京マラソンですが、何か別のモチベーション維持が必要になるのはわかっていたのに、何も対策することなく当日を迎えてしまいました。。。なんせ、前日まで参加できるかどうかも怪しい体調だったし、スタートしてからも5キロリタイアの心積もりだったもので。周りの雰囲気に乗せられて、物見遊山の好奇心と給食に引きずられてなんとか30キロまでは進めましたが、ここにきてメンタルな壁にぶち当たりました。

何が起きたのかというと、

走ったり歩いたりするのに飽きてしまった。

それだけ。

それだけなんだけど、そもそもマラソンは走ったり歩いたりのスポーツなので、それに飽きてしまうと、もうどうしようもないcoldsweats02

実は1月にハーフマラソンを走った時も途中で飽きました。

あの時は、森の中の道を一人で黙々と進む時間が少なからずあったのですよ。。。聞こえる音といえば鳥のさえずりや風に揺れる木の葉のざわめき。環境としては申し分ないんだけど、それが数十分延々と続くと、微妙に飽きてきます。やはり何らかの外部刺激は必要。

そこで東京マラソンですが、街中を走るので沿道にはずっと人がいるし、あちこちで応援のパフォーマンスもあるし、東京名所もいろいろあるし、飽きなかろうよと思ってました。しかし、その認識は甘かったgawk

やはり同じ動作を3時間以上継続して行っていると飽きてきますねcoldsweats01 そして30キロ地点を越えて銀座に戻り、歌舞伎座を通り越して35キロ地点に達すると、そこから先、ゴール以外に、どうしてもそこまでは到達しなくちゃと思わせてくれる場所がない。食い意地でごまかそうにも、ご当地グルメが出てきそうな場所もない。せめて築地でお寿司を出してくれ〜gawk

もう飽きたよー、疲れたよー、と弱音を吐きつつも、リタイアを決断する気力もなく、惰性でだらだらと歩いていたワタクシ。。。その時、耳に何かの刺激が入って来ました...(続く)

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