映画・テレビ

2016年9月16日 (金)

シン・ゴジラ

ちょっと前のことですが、「シン・ゴジラ」を観てきました。

実は、、、大して興味がなかったのですよ。予告編で目にすることはあっても、もともとゴジラそのものに興味がなかったし、監督が監督だけにエヴァQのようになってるんじゃないのという疑念もあったしで、まったく食指が動きませんでした。

ですが、誘われて観に行ったら(しかも恥ずかしながら封切りすぐ後くらいのタイミング)、すっごくおもしろかったhappy01 怪獣映画かと思いきやヒューマンドラマで、日本的な組織のあり方を余すところなく映し出してるcoldsweats02 今年見た映画の中で現時点でのベストかも。

内容については詳らかにしませんが、あらあら事件は会議室で起きているんだねこの国は、と思わせられたり、やっぱり12人以上の優しい日本人なんだと思わせられたり、キャッチコピーにあるようにいろいろな形で「ニッポン」を突きつけてくる作品です。ニッポンの組織で働く大人の皆さんは、いろいろと身につまされるところや膝を打つところがあっておもしろいと思います。反対に年齢が低かったり、組織で働いた経験が少なかったりだとあまり楽しめないかもね。

ゴジラは最終形態になるといわゆるゴジラっぽいですが、個人的には蒲田に上陸した時のしょぼい姿が好きです。誰か背中のファスナーをおろして出してあげなよ的な動きや見た目で、妙にインチキくさいところが良しcoldsweats01

さて、次は「後妻業の女」を観に行くか。。。

2016年4月20日 (水)

マネー・ショート 華麗なる大逆転

前から気になっていた映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を観てきました。

おもしろかったーhappy01

ストーリー自体も興味深いんだけど、映画の途中で入る解説がまた秀逸。例えば「サブプライムローンの債券化」を、教科書的に経済学用語を使って説明しようとすると、たぶん金融業界の人以外には意味不明。。。それを身近な例えを使って、シンプルかつ易しく説明しています。その説明を見るとワタクシのようなど素人でも「ヤバいじゃん、それ」と実感できるくらい。

あとは、映像もコロコロと視点が切り変わってスピード感があって嫌いじゃないです。ただ最初の方は誰が誰で、いつの話かよくわからなかったけどcoldsweats01

この前に見た「ドリームホーム」でサブプライムローンの貸し手のちゃらんぽらんさを見ていたので、今回の映画は既視感たっぷり。日本のバブル期もそれなりにルーズだったようけど、海を越えた彼の国もすごいことよ。。。gawk  末端のブローカーもひどいけど、そういう胡散臭い債券をまとめた金融商品を作っているウォール街の厚かましさにもびっくり。しかも当時は(今も?)それがもてはやされていたしね。マネー経済、恐るべし。

経済や投資に興味があったり、リーマンショックで何らかの影響を受けた人なら、見て面白い映画だと思います。多少の基礎知識があるとなお可。難しいテーマをうまく娯楽作に落とし込んだなあと思います。アカデミー賞脚本賞にノミネートされるのも納得。ただ、タイトルに謳う「華麗なる大逆転」というほどのカタルシスはなかったかも。

あ、そうそうブラピが出てたんだけど、髭面で地味な役どころだったので全く気づかなかったよ。。。

そしてクリスチャン・ベールは、ファンドマネージャにしてはガタイが良すぎるかと。。。coldsweats01

2016年3月18日 (金)

ドリームホーム

この前観た「スティーブ・ジョブス」に続き、またもや微妙だった映画。。。catface

テーマも切り口も興味深いし、ドキュメンタリーっぽい映像も淡々と進むストーリー展開も悪くないです。が、最後に救いがないので、もやもやしたまま終わってしまいますgawk  ハッピーになりたい向きにはお勧めできないタイプの映画かと。

しかし、そうは言っても、サププライムローンで何が起こったかの一端を見るには、とても興味深い映画でした。契約の杜撰さ、説明のいい加減さ、それに翻弄される一般庶民、他人の苦境を利用してお金を儲けようとする人達、さらには政府が出す救済策を悪用(というかほとんど詐欺)しようとする輩。。。改めてサブプライムローンが破綻した理由に納得がいきました。こんな杜撰な貸し方・借り方では、破綻しない方がおかしいでしょcoldsweats01 それをアメリカンドリームと言いくるめていたのであれば酷すぎる。そんな諸々の一端を映像で見せてくれたという点に、この映画の価値があるのではと思います。

あと、アメリカの住宅事情が垣間見えることも興味深かった。普通の人の普通のおうちが、日本の住宅よりもかなり広い! 家そのものも広いんだけど、家のまわりの庭とか車寄せとかが広く取ってあってとても贅沢。住宅地の道路すら広いよ。。。うらやましい限り。そして、ところどころに豪邸も出てきて、それがほんとの豪邸なところもすごいよねcoldsweats01

さて今度は関連テーマで「マネー・ショート」を観ようかな。。。こっちはちょっと楽しそうcatface

2016年2月24日 (水)

スティーブ・ジョブス

この間007を観た時に予告編が流れた「スティーブ・ジョブス」という映画がおもしろそうだったので、早速観に行って来ました。

ですが悪い意味で期待は裏切られたかもーthink

正直、何がテーマかよくわからないうちに上映が終わってましたcoldsweats01

映画で主に取り上げられていたのは、1984年、1988年、1997年の製品発表会直前の様子。1984年はMacの発表、88年は新会社の製品、97年はAppleに復帰と、なかなかに激動の展開です。84年、88年については、私がまだ田舎の中高生だった時代なのでよくわからないんだけど、画面に映し出される雰囲気も、ハードウェアも、来ている服もちょっと昔な感じ。97年以降とはまったく違う! この間、たかだか十数年なのに、その差の大きさに驚きます。

映画は発表直前の緊迫感に焦点を当てているようなんだけど、ジョブスの癖のある性格や、経営観や製品観、家族の問題が絡んで、なんともごちゃごちゃしてつかみ所のない感じ。後のiPodやApple Watchにつながる伏線のようなものもあるのだけれど、そこまで製品に注目している風でもない。うーん、一体何を撮りたくて作った映画なんだろ?

というわけで、映画としてはイマイチ楽しめませんでしたgawk

1980年代のIT業界ものだったら、以前見たジョブスとゲイツを題材にしたドラマの方が断然おもしろかったよ。。。catface


2016年1月21日 (木)

007 スペクター

昨年10月以来なんだか忙しくて、年が明けても落ち着かない状態が続いているのですが、先日ぽっかり予定が空いたので、気になっていた「007スペクター」を観てきました。以前観た「スカイフォール」が思いのほかよかったし、予告編もよい感じだったしね。

見終わっての感想は、世界絶景めぐりcoldsweats01

メキシコの祭りもオーストリアの湖もモロッコの砂漠も美しく素晴らしい。大画面で見る価値がある映像です。思わず現地に行きたくなってしまいます。

そんな絶景の中での爆発や崩壊のシーンもすごい迫力。無駄に予算を使った感じはしましたが、それでも大画面で見ると「おおっ」と思います。

ですが、ストーリーはちょっと物足りなかったような? ひねりがないので、見たまま起こったままの展開でちょっと物足りなかった。前作が(このシリーズにしては)ストーリー重視だったので、余計そう感じてしまうのかも。

そういうわけで、ストーリー部分は物足りなかったけれど、世界各地の映像そのものは楽しめました。っっってやっぱり世界絶景めぐりじゃんcoldsweats01

あとは、相変わらずジェームス・ボンドがかっこいい。スーツ姿がきまってます。今作もデザイナーはトム・フォードなのかしら??? スーツ自体も仕立てが良くて素晴らしいんだけど、それを着こなす(いわゆるおっさん年齢のはずの)ダニエル・クレイグが渋くてかっこよし。個人的には、以前のフェロモンむんむん系のボンドより、ダニエル・クレイグのストイックなボンドの方が好きかな。

2015年8月26日 (水)

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

夏休み映画第二弾happy01

トム・クルーズ主演の「ミッション・インポッシブル」最新作を観てきました。ストーリー云々ではなく、純粋にハラハラドキドキのアクションを楽しむ映画です。おもしろかったけれど、ハラハラドキドキの連続でかなりの緊張を強いられていたようで、終わってから深呼吸とストレッチをしてしまいましたよ。中高年には堪えますcoldsweats01

内容については、冒頭の飛行機に何の意味がとか、何故に水中にデータ保存とか、細かいことは気にしちゃいけない。オペラハウスでの暗殺未遂も、モロッコ山中でのバイクレースも、良く考えると派手すぎて意味不明なんだけど、そこも深く考えちゃいけない。華やかで大がかりで「おおっ」と思わせてくれる舞台があって、そこで肉体一つでアクションをこなすトム・クルーズを観賞する映画ですから。。。coldsweats01

それにしてもトム・クルーズは50代のはずだけど、よくあんなアクションができるなあと驚くばかり。劇中、腕と腹筋の力だけで棒を登って行くシーンがあり、他のアクションからみればたいしたことないレベルなんだけど、それでもワタクシから見ると超人coldsweats02 なんせ、ワタクシ、ぶら下がり健康器ですら10秒しかぶら下がれないレベル。映画を観て、いざという時のために(どんな時かは不明だけど)せめて20秒は持たせられるように鍛えようと思いましたよ。。。

あとは、映画本編とは関係ないけれど、制作に中国企業が絡んでいて驚きました。映画冒頭に何か画面に見慣れた文字が出たなあと思っていたら、それはなんと簡体字。中国のアリババグループがスポンサーになってました。ハリウッドの娯楽大作のスポンサーが中国企業とは。。。20~30年前には想像もつかなかった形で経済のグローバル化が進んでいます。その事実の方が、映画というフィクションより衝撃的。。。coldsweats02

2015年8月20日 (木)

バケモノの子

以前に見た「おおかみこどもの雨と雪」が心に響く良作だったので、細田監督の最新作「バケモノの子」も観に行ってきました。

いやー、明るくて賑やかでおもしろかったです。大人も子供も楽しめる活劇という感じで、夏休み映画にぴったりhappy01  一人の子供の成長物語としても楽しめるけれど、むしろ大人の方が自分が育ってきた過程や現在進行中の子育てに思いを馳せて、思わずじんと来てしまうんじゃないかなあ。

個人的におもしろいと思ったのは、各地のつわものを訪ねて旅に出るくだり。出てくるつわものは誰一人として見た目が強そうではなく、それぞれが語る強さも、腕力や権力ではありません。なかなかに哲学的です。それなのに、作中の大きな出来事になっている試合は、腕力・武術勝負なのですよねー。不思議。

あと、この映画には文化庁から助成金が出ているのですが、だからとは言わないけれど、作中に妙に制度の説明ちっくなところがあります。そこにだけ微妙な違和感を感じました。台詞の中でもうちょっとさらっと流してもよさそうなものですが、助成金を受ける関係上、説明的にならざるを得なかったのかもねー。大人の事情でせうか。。。catface

2015年7月30日 (木)

アリスのままで

ジュリアン・ムーアが今年のアカデミー賞主演女優賞を受賞した「アリスのままで」。重いテーマながら、他人事とは思えず、平日のレディースデーに観に行きました。

年配の人が多いのかと思いきや、場内はアラサー、アラフォー女性多数! 

ううむ、みんな他人事じゃないと思ってしまうのだろうか。。。catface

確かに「もしや自分も?」とか「家族に頼れないよ」とか「親がヤバイ」とか、いろいろと考えてしまう年代ではある。そして当事者意識を持っているのは、たぶん女性の方なんだろうなー。介護する側にまわることが多いと考えているし、そう考えているから介護の大変さもうっすら分かるし、それ故に介護を受ける状況にはなるべく陥りたくないと願っているし。そのへん、同年代の男性諸氏の大多数は、のほほんとしていることよ。。。coldsweats01

映画は、ほんのちょっとした出来事から診察を受け、病気が確定し、徐々に病状が進行していく様子を辿っていきます。時間でいうと、わずか1~2年の間なのですが、その間の病気の進行が早いのなんの。記憶を失い、判断力を失い、表情が乏しくなっていく様子は、観ていて辛かった。そしてジュリアン・ムーアの演技がとても自然でリアル。主演女優賞も納得です。世の中に辛い病気はあまたあれど、若年性アルツハイマーは辛い度合いのトップテンに入るのではなかろうか。自分が、家族が、同じ境遇になったらどうしようと考えさせられました。。。

重いテーマではありますが、家族愛や人間の尊厳について考えさせられる良作でした。アラサー、アラフォーの男の人こそ是非。

2015年6月15日 (月)

龍三と七人の子分たち

そういえばこの間、「龍三と七人の子分たち」を観てきました。

正直「アウトレイジ」系の映画には興味がないし、それ以外の北野作品にもあまり食指が動かないのだけれど、今回のこの作品はおもしろそうだったので、割引デーに行ってきましたhappy01

ネット予約をした時はまったく予約が入っていなかったので、相当空いているだろうと思って映画館に入ったら、推定年齢70才前後の人達でほぼ満席。驚いた! 確かにその年代の方々はネット予約はしないよね。。。coldsweats01

映画自体は、長編のコントを見ているようで笑えました。ですが、笑いのツボは最近のお笑いではなく、昔のひょうきん族か、それ以前。私の世代でも何がおもしろいのかよくわからないポイントがかなりあったのですが(特に任侠に関する部分)、周りのご高齢の方達は大笑いしていました。

この映画では、世代間ギャップが笑いにつながっているのですが、ギャップを笑うだけでなく、その裏に慨嘆を感じるところもありました。。。任侠という特殊な世界だけでなく、世の中のありとあらゆるところで、今までのやり方や常識が通用しなくなっている今日この頃。いちおう若い方の世代の端くれとして、それはそれで良いこともあると思うんだけど、立場を変えて、ある程度の年齢の人から見たら一抹の寂しさを感じるんじゃないかなあ。。。そういう微妙な気持ちをあからさまには表に出さず、毒を持った笑いに包み込んだという点が、なかなか秀逸だと思います。そして全員ご高齢の役者さん達が、とても巧い。

単に笑える映画かと思って観てみたら、それだけではなく、どことなくペーソスを感じて思ったよりもよい作品でした。たぶん、若い世代であればあるほど、笑いそのものよりも、笑いの後ろの物悲しさを感じるんじゃないかな...catface


2015年5月27日 (水)

今年の名探偵コナン

今年も名探偵コナンの映画を観てきました。毎年の恒例行事なので、映画作品を観に行くというよりは、毎年凝らされるいろいろな趣向を定点観測しに行くという感じcoldsweats01

今回はアート絡みのストーリーで、着想としてはおもしろいと思いました。消失したと思われていた名画が見つかって云々という展開は嫌いではないです。

でもミステリーとしてはなんだこりゃのレベルgawk

そしてゲスト出演していた女優さんの声の演技が、かなり痛い。ゲストで一言ずつ出演する小学生と同じように聞こえてしまいましたよ。。。しかも重要な役だったから、なおさら痛い。まだ数年前の戦場カメラマンの方がマシだったかも(端役だったからボロが出にくいし)???

あと、今年の映画ではアメリカ人が普通に日本語を話していました。昨年は、日本人は日本語を、アメリカ人は英語を話していたので、ある意味アニメ界の常識破りでした。その点で、今年は、アニメの王道に戻ったと言えなくもないかとcatface

映画終了後に流れた予告編を見るに、来年は黒の組織絡みの内容らしい。たぶんまた観に行くんだろうなー。

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